明治43年(1910年)発行 日本の20圓金貨(20円金貨)について

今回は明治43年(1910年)に発行された20円金貨のご紹介です。

 

 

このコインについて

1910年、明治43年に発行された20円金貨です。

発行枚数は2,163,644枚と多めで、新20円金貨としては2番目に多いです。

ただし、発行枚数に対して鑑定済み枚数が極端に少なく状態の良いものも残っていません。

 

PCGSではMS64が最高グレードであり、6枚しかありません。

それ以下のグレードも1~3枚しかなく、MS64の6枚が一番多いグレードになります。

それでも数が少ないのでオークションに頻繁に出てくることもなく、珍しさはあります。

PCGS鑑定全グレードをあわせた枚数は、僅か13枚です。

 

発行枚数を考えると特別飛び抜けているわけではないですが、現存が少ないと考えられます。

鑑定済みが極端に少ないので、未使用品で探す場合はそれなりの時間と運が必要になりそうです。

ちなみに、日本で販売されているか簡単に探してみましたが見つかりませんでした。

 

 

時代背景・出来事など

明治43年(1910年)の大きな出来事として、第二次日露協約調印がありました。

南満州鉄道中立案の拒否を協定し、第一次は1907年に調印されました。

 

また、日本にとっての大きな災害として明治43年の大水害のあった年でもあります。

東日本にて梅雨前線と台風が重なって起きたもので、東京だけで約150万人が被災した程の規模です。

ちなみに、当時の東京は「東京都」ではなく「東京府」なので被害エリアが「1府15県」とされています。

復旧完了は1930年で、その間に第一次世界大戦だったり関東大地震の影響で復旧が遅れたそうです。

 

 

 

 

コインの現在の価値

1910年の20円金貨の価値はPCGS MS63グレードで22万円程度の価値があります。

発行枚数に対して市場に出回っている数・過去のデータが極端に少ないため、現在の価値判断が非常に難しいです。

ある程度の流通があれば相場がわかりますが、数が少ないとほぼ言い値に近い状態になります。

それが安いのか、高いのか、どちらに転ぶのかもその時次第ですのでデータが少なすぎると難しいところです。

 

流通量が少なくある程度知名度があると、それだけでも価値があるため一気に跳ね上がることもあります。

実際、海外オークションでは予想価格の3倍とかになることも多々あります。

そこまでいくと読めないレベルですが、大体は以前と同じ価格帯で安定しています。

 

ちなみにAU55で14万円前後のため、AUグレードでも結構な価値があります。

そもそも頻繁に出てくるようなコインではないのですが、時期を見ると結構集中していました。

出品していた元の持ち主が同じ可能性もあり、何かしらの理由で一気に売りに出したというのも考えられます。

 

今後の相場予想

高グレードが非常に少ないのがこのコインの特徴でもあるので、最低でもMS62あたりは抑えておきたいところです。

全体的に上がっていくのではないか、と予想していますがAUグレードとMSグレードでは一気に差が出てくる可能性は高いです。

もし、MS65とかそれ以上のグレードが出た場合、MS64、MS63あたりが跳ね上がる事も考えられます。

 

今までそこそこの注目度だったものが、突然注目を集めて跳ね上がるというのはたまにあります。

全く注目されていないコインですと、跳ね上がりどころかまず売れるようになった、という段階からスタートになります。

このコインは知名度が低いわけではなく、日本での知名度は高い方なので何かのきっかけで、というのは可能性ありです。

 

デザインも良いですし日本金貨ということもあるので、持っておいて損はないと言える1枚です。

 

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