コインの「麻袋」とは?

コインの「麻袋」とは?

モルガン銀貨でたまにありましたが、アンティークコインのまとめ売りの究極版として「麻袋」売りがあります。

麻袋とはその名前の通りで、麻の袋で中に大量のコインが入っています。

大体は銀行で保管されていたりするもので、使われなくなった貨幣がそのまま売りに出されることもあります。

 

 

麻袋は大人買いの究極版

麻袋はある程度決まったものが入っています。

例えばモルガン銀貨の麻袋の場合、造幣局が決まっていたり年代が同じものが入っていたりします。

ロールと違うのはその枚数の多さです。

 

ロールはだいたい20枚~50枚程度が基本で、筒状に出来るレベルの枚数です。

それに対して麻袋は100枚、500枚、1000枚と桁違いの枚数が入っています。

大人一人で持ち上げることすら出来ない重さなので、麻袋ごと移動させようと思ったら大事です。

 

麻袋は大人買いの中でも最高峰のもので、同じコインを大量に何百枚と買えるチャンスです。

単価で考えると比較的安めですが、枚数が枚数なので結構な金額になります。

だいたい100万円前後が多く、中身の状態は完全にランダムです。

袋に何が入っているのか書いてあることもありますが、実際にあけて確認したほうが確実かつ安全です。

 

 

 

麻袋を買うメリット

麻袋を買うメリットとしては、中身がほぼ未検品状態にあることです。

大体のセットはレアコインは抜き取られていますが、麻袋の場合は枚数が桁違いなので、検品が不可能に近いです。

1枚1枚チェックしていたら精神的にかなりの苦痛ですし、無かった時は時間と労力の無駄です。

振り分けの手間、検品の手間、それでいくらになるのか?を考えるとやろうとする人は殆どいません。

 

逆を言えば、未検品というのはレア物が未だに紛れ込んでいる可能性もあるのです。

なにせ500枚、1000枚ですからレア物が紛れ込んでいるだろうと思うのも普通です。

問題はそれを検品するだけの時間・労力・精神力が求められるのでこなせるかどうか、です。

もし本当に運が良ければ数千万円単位のコインがきれいな状態で紛れ込んでいる可能性もあるのです。

 

自分がずっと探しているレアコインがその中にあるかもしれない、という気持ちで探すとモチベーション維持にも繋がります。

むしろ一般市場に出回っていないものであれば、これくらいしか可能性は残されていません。

もし麻袋ですら見つからないとなると、ほぼ手に入らないと思ったほうがいいでしょう。

 

 

麻袋のデメリット

メリットあればデメリットあり、麻袋のデメリットは何と言ってもその重さです。

コイン1枚なんて重さはしれていますが、数が増えればだんだんと持てなくなってきます。

それが500枚、1000枚となると何kgどころではなく何十kgとなってくるので一人では持ち運びが出来ません。

それを輸入しようと思ったら送料がどれだけかかるのか、想像したくもない話です。

 

日本でも麻袋を買うことは出来ますが、海外のアンティークコインとなると海外で手に入れるのが一般的です。

現地購入したとしても、輸送するしかないくらい重いです。

まずそんな重さのものを頑張って持って帰ろうとする人は殆どいないでしょうが、諦めるのが普通です。

 

そして状態が全く見えないことも挙げられます。

コインの数が多いので傷が多少あるのは覚悟しなければなりませんが、劣化具合は全くわかりません。

たまにこの中で殆ど傷がつかずに残っている奇跡的なコインがあるのも事実です。

傷もない、劣化もない、ある意味すごいコインは麻袋によく眠っているとも言われています。

 

100%入っているわけでもないので、ちょっとした賭けでもあります。

それに見つけたとしても、それが価値あるコインであることを判断できなければ意味がありません。

アンティークコインに関する知識はこういった場面でも求められます。

 

 

 

麻袋には大量のコインとレア物が入っている可能性が詰まっています。

選別作業が苦にならない、選別する時間がある人向けの販売方法とも言えます。

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