37万ドルの金貨!1875年 リバティヘッド 10ドル金貨とは?

37万ドルの金貨!1875年 リバティヘッド 10ドル金貨とは?

アメリカの金貨、リバティヘッドはかなり有名ですがその中でも特別価格が飛び抜けているのが、1875年物です。

グレードとしてはNGC-AU50のため、準未使用品ではありますがその価格は37万ドル以上です。

何故この金貨が高いのか?その価値について解説します。

 

 

 

1875年 10ドル金貨の価値

リバティヘッド金貨(10ドル)は1838年~1907年にかけて発行されていた当時の一般的な金貨です。

アンティークコインの中でもかなり有名なもので、どこのお店でも売っている程です。

定番中の定番とも言えますが、たまにすごい値段がついているのがあります。

この1875年の金貨もその1枚です。

 

年代や10ドル金貨であることだけを見れば37万ドルの価値があるようには見えませんし、10年以上前はもっと安かったです。

過去の記録を見ると2003年PCGS鑑定ですが3万7000ドル程度でした。

今と比べたら1桁足りないほど安かったのです。

 

更に全体的に状態の良いものは残っておらず、未使用品は未だに見つかっていません。

NGC鑑定ではAU53・AU55が1枚ずつあるだけでAU50でもトップ3のグレードに入ります。

PCGSでもAU53+が最高グレードと、まず残っていないと思ったほうがいいくらいなものです。

ただし、この金貨が高いのはそれ以外の大きな理由があります。

 

 

 

桁違いの発行枚数の少なさ

この価格になっている最も大きな理由として、発行枚数の少なさが他の年代と比べて桁違いだからです。

1875年 フィラデルフィア造幣局で発行された枚数は僅か100枚

現存ではなく発行されたのが100枚なので、現存しているもの更に少なくなります。

同じ年代のカーソンシティ造幣局のものでさえ7,715枚なので、この少なさは異常と言われています。

 

現存枚数の予想としては十数枚程度と言われており、今まで過小評価されていた関係で安かったようです。

あまりにも枚数が少なく、誰かの手に渡る機会すら少なかったことからちゃんとした評価がされなかったのが原因と思われます。

今となってはその評価が見直されて、10倍以上の価格がつくようになりました。

ちなみに、10ドル金貨の中ではこの1875年のフィラデルフィア造幣局発行のものが最も発行枚数が少ないです。

 

1875年~1877年のフィラデルフィア発行のものはどれも1,000枚を切っており、どの年代でも希少価値は高いです。

しかしその中でも100枚という少なさはかなり目立っており、オークションレコードも殆ど更新されない程です。

 

 

 

参考にならないプライスガイド

NGCやPCGSではプライスガイドが用意されていますが、あまりにもデータが更新されてなさすぎて参考にならないレベルになっています。

特にこの金貨が最後に確認されたのは10年以上前のことです。

10年前のデータを今持ってきて最新ですと見せられても、最新ではあるけども古いデータということで参考になりません。

だからこそ、誰もどの価格で落札されるのか予想すらできないのです。

 

別のデータとして2011年にPCGS鑑定済みのAU53+が出品された時の価格は37万5000ドルでした。

今回の1枚は少し下のグレードでありながら価格が殆ど変わりません。

PCGSプライスガイドもNGCプライスガイドも更新されておらず、本当に読めない状態です。

もしPCGS-AU53+が今出品されたとしたらどこまで上がるのか、非常に気になります。

 

一番最新のデータを取る場合は、オークションを見るのが早いです。

現場での最新データを見て判断していかないと、どこかで価格が合わなくなって混乱します。

プライスガイドを見るのはたしかに楽ですが、一番は現場であることを覚えておきましょう。

 

 

 

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