20万ドル超えの大型金貨! 1643年 トリプルユナイト金貨とは?

20万ドル超えの大型金貨! 1643年 トリプルユナイト金貨とは?

日本でも人気の高いグレートブリテンの金貨の1つである、トリプルユナイト金貨の紹介です。

この金貨は直径約50mmと非常に大きいサイズで、Heritage Aucitonsでは20万ドル以上の価格がついています。

当時の国王はチャールズ1世です。

 

 

 

トリプルユナイト金貨とは?

アンティークコインに詳しい人でも殆ど聞いたことが無いレベルのトリプルユナイト、NGCのラベルでは3Uと略されています。

ユナイトはグレートブリテンで使われていた当時の通貨の1つです。

ギニーができる前の通貨でソブリンとかクラウンとか色々な通貨があった時の1つであり、後にギニーに統一されました。

 

価値としては60シリング(20シリング=1ポンド)とされており、3ポンドに相当します。

1642年~1644年にしか発行されていないため、どの年代のものであってもかなりのレア物です。

更にこの短い期間の発行でありながらデザインがそれぞれ微妙に異なることも評価されています。

 

時代としては清教徒革命(ピューリタン革命)が起きた時期であり、数多くの党派があった頃です。

 

 

 

裏面に書かれた文字の意味

このコインの裏面にはEXURGAT DEUS DISSIPENTUR INIMICIと書かれています。

英語訳では「Let God arise and His enemies be scattered」となり、日本語にすると「神が現れ、敵を散らす」となります。

内戦が続いていた状況で発行されたものであり、戦争を終わらせたいという気持ちがあったものと思われます。

 

その他にもRELIG PROT LEG ANG LIBER PARも書かれており、これはそれぞれ

・プロテスタント(RELIG PROT)

・イングランドの法律と議会の自由(LEG ANG LIBER PAR)

を意味します。

 

IIIはそのまま数字の3を意味し、額面であるトリプルユナイトの3になります。

一番下には年号として1643が刻まれています。

 

多少文字が消えかかっていたり、形が歪になっているのも当時の技術ならではです。

1643年はアイザック・ニュートンが生まれた年です。

その次代の技術でこれだけのものを作り、まだ残っていることが凄いことです。

 

 

 

NGC鑑定では未使用品は1枚のみ

NGC鑑定済みのものを調べてみると、MS61が1枚あるだけでそれ以上のグレードはありません。

MSグレードはその1枚しかないので、かなりのレア物です。

他グレードも殆どないので、現存していないことになります。

 

そのため、グレードが付いていない物でさえそれなりの価値があるとされています。

出品されることすらレアケースなため、落札相場も予想できないのが現状です。

 

今の時代、アンティークコインはどんどん値段が上がっていて手に入れにくい状態です。

ここまで高額の金貨となると簡単には手を出せませんが、将来性を考えると今がチャンスとも言えるでしょう。

コイン関連情報カテゴリの最新記事